主にカワイイ歌声の楽曲や、ツイッターから書き溢れたモノを残す場となりまして

「やっぱり」藤井健太郎率いる地獄の軍団だなって話 #ドッ喜利王

「やっぱり」

どうしてもこの言葉を使ってしまう。
 
10/21に放映された「有吉弘行のドッ喜利王」。
制作は同時間放映の「水曜日のダウンタウン」製作陣スタッフこと、藤井健太郎P率いる通称「地獄の軍団」
芸人や大御所、時には素人まで引っ張りだして、各々の素の部分を引きづり出し、小馬鹿にしたり時には悪意を交えてイジり、笑いを取るスタイルだ。
こう書くと飛んだ極悪集団だ。
仕方がない。
私はこう表現するしかわからない。
多分PTAには目の敵にされてるだろうし、クレームもそれなりに入ってるだろう。
TBSさんお疲れ様です。
だが私は毎度目が離せない。
腹を抱えて笑う。
 
今回の「有吉弘行のドッ喜利王」。
 
正直、この番組を最初は知らなかった。
テレビ欄見たら「水曜日のダウンタウン」がやってない。
じゃあ何を見ようか。
相棒でも見ようか。
そう思ってました。
だけどCMで流れた、マテンロウのアンソニーがタクシーで見知らぬ黒人と強制相乗りドッキリ。

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これだけで「あっ、これ地獄の軍団だ」と気づいて即録画をしたし、2時間リアルタイム視聴だ。
結果面白いし地獄の軍団だしでオール正解だ。
15秒でも伝わってくる「やっぱり」藤井P率いる地獄の軍団なのだ。
 
本編も本収録とネタばらしの時間を置いて騙したり、ナレーションが銀河万丈だったり、有吉やクロちゃんを使ったり、緑山スタジオで水に落下させたり、最終的に小島よしおが完全モブ冷遇とかも。
様々な藤井P番組のセルフパロディだな、と確信させるギミックは散りばめられてる。
 
しかし、それが無くても。
なんなのかわからないけど、何かが地獄の軍団なのだ。
笑いを取る発想なのか、プロセスなのか、日本語ラップ曲のセンスなのか、キャスト人選なのか。
最終的に悪意が漏れ伝わってくるのだろうか。
全体から「やっぱり」藤井Pの番組だなってのが伝わる番組なのだ。
 
ただ、この「やっぱり」は悪い意味じゃない。
毎回切り口がおかしなところから始まり、無茶とありえないを実現し、それを繰り返す。
マンネリって意味じゃない。
「やっぱり」なんだけど毎回違う。
そして面白い。
書いていて頭がおかしくなりそうだ。
制作陣達には、この笑いを構成するプロセスとか信念だとかがあるのだろう。
でも一視聴者の私から見れば、総称して頭おかしいなのだ。
そして一消費者でいたいから、そこは追求しない。
 
そう、色々書いたけど、建設的なお笑い論ってわけじゃないよ。
チラシ裏の日記帳だからね。

 

話を戻そう。
地獄の軍団の芸人評価。
野性爆弾の川島(くっきー)のお笑い世界観を現実に再現し、本人から「イカレてる」と言われたり。

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バイきんぐ小峠に対して、麻酔の代わりに原付バイクで轢いて気絶させようと提案し、「ただの殺人番組」と言われたり。

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…いやー悪口だよ、文字にすると頭おかしいわ。
でも映像で見ると絶妙なお笑いなんだ。
アンソニーのアレとか、くっきーのアレとか、おかずクラブ オカリナのアレとか割と全部アウトだ。
でもそれを「芸人だから」セーフにしてるのだ。
地獄の軍団の笑いは、コンプライアンス上アウトとセーフの線を笑いながら反復横跳びしてる感じ。
もっともっと、この反復横跳びを見ていたいので、TBS並びにCM出資企業は長い目で見てあげてください。
あとPTAとクレイジークレーマーな。
 
最後に、品川庄司の庄司が言っていた言葉で締めくくります。

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