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アイドルマスター シンデレラガールズは売れたゼノグラシアって話 #imas_cg #imas_cg_anime

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さて先週の10月16日深夜。
TOKYO MXを皮切りに、延期を重ねた「アイドルマスター シンデレラガールズ」が放映されました。
華麗なポエムバトルや動かない止め絵などを感動的に仕立てて、
万策尽きてたけど見事全国のPを納得させる最終回に仕上げたそうです。
伝聞なのは見てないからです。
私は、卯月ほかアイドルたちを暗い顔にした今回のシンデレラガールズを私は認めません。

私だけでなく、一部の世間でもクソアニメだの艦これよりはマシだの批難があります。
もちろん好評なのも聞きますし、円盤売上から見たらシンデレラガールズは2万オーバーで大成功なのですが、なぜこのような乖離が起きたのか。
あくまで私見ですが「批判組の見たい物」と「製作者の見せたい物」の乖離だと考えます。

まずは私の考える
「批判組の見たいもの」=「ノーマルコミュ以上のかわいい女の子がキャッキャしてる様」
「製作者の見せたいもの」=「失敗イベントも含めた女の子たちの成長物語」
と考えます。

 

まずは批判組サイドその根拠。
少々話は遡ります。
2012年8月14日に本家シンデレラガールズでイベント 「第1回 新人アイドルプロデュース」 が開催されました。
イベントを進め、出逢ったアイドルとのコミュニケーション結果がランダム判定される。
プレイヤーは課金アイテムを使わないと、その会話が「失敗」「成功」「大成功」とランダムに分けられるイベントでした。
その「失敗」のセリフが失敗の名に相応しいキツめのセリフでした。

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↑顔も怒ってますね。
そのため、そのイベ登場のNW3人にヘイトが集まってしまい禍根を残すことになってしまいました。

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その批判あってか、その後のイベントでは判定表示が「ノーマル」「グッド」「パーフェクト」に変更。
「失敗」扱いの「ノーマル」のセリフも改善され、やさしいものに変化しました。

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↑ノーマルになってからの対応は、怒りはしません。
そういう経緯もあり、失敗によるバッドコミュニケーションは本家のゲームからはほぼ消えました。
本家のゲームは「ノーマルコミュニケーション以上のかわいい対応アイドル」なのです。
私はそれをアニメで見たいのです。


さて「製作者の見せたい物」
最終回放映後のニコ生で1:01:40あたり。

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ディレ1石原が「アニメは本家シンデレラガールズの前日譚をイメージ」ということを言っています。
つまり、制作側は「失敗イベントも含めた女の子たちの成長物語」を見せたかったと直球で考えます。
そして思い出してください。本田未央さんの前期の騒動。シンデレラプロジェクト解散。卯月の涙。
まさに「失敗」イベントです。

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今こんな顔するアイドルは本家ゲームにはいません。
わかりやすい。

 

つまり「失敗も含めた過去をオリジナルで見せたかった制作陣」と「ハッピーな現在を拡張的な意味で見たかった批判組」
このスタート地点の差だと思います。

 

これは私見なので、総称として「批判組」と書きましたが他の切り口の意見もあると思います。
ですが、私としてはココの乖離から端を発してること。
そして過去をやるならば、彼女たちは順調なシンデレラ街道であったことを願い、バッドコミュは見たくなかったな。と言わざるを得ません。

 

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かの2007年、「アイドルマスター XENOGLOSSIA」という黒歴史作品がありました。
サンライズ内で大人の事情が色々あったためか、765プロのキャラが「アイドル」というロボットの操縦者(マスター)というストーリー。
もちろん視聴者サイドは芸能アイドルが活躍する話が見たかったのですが、どういうわけかこんな話が出来上がりました。

アイドルの話が見たかった視聴者と、ロボットの話を書いてしまった製作者。
この頃から乖離はありました。
ゼノグラシアは売上2000枚前後。売れなかった乖離したアイマス
シンデレラガールズは売上25000枚前後。売れてしまった乖離したアイマス

売れなかったアイマスは、4年後の2011年に正当なアイドルアニメとして息を吹き返しました。
売れたアイマスも、4年後の2019年くらいには乖離の違いを正してアニメ化してほしいものです。


P.S. ハッピー教は「ゆゆ式」一挙放送が楽しいので見よう!

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